公営ドッグランの利用登録で何が要る?自治体の規則の共通点
公開 2026年10月12日 更新 2026年10月12日・わんマップ 編集部・このサイトの調べ方
関東の公営ドッグランの多くは、事前に利用登録をした犬だけが使えます。このサイトで公式の情報を確かめたドッグランのうち、登録制は88か所、登録なしで使えるのは3か所です。登録で求められるものは自治体ごとに違いますが、共通点があります。
共通点1:市区町村が交付した「注射済票」を見せる
狂犬病予防法では、飼い主は犬の登録をし、年1回の狂犬病予防注射を受けさせ、鑑札と注射済票を犬に着けることになっています(厚生労働省)。注射済票は、注射を受けたあと市区町村で手続きをすると交付される標識です。
公営ドッグランの登録では、この注射済票を確かめるところがほとんどです。
- 都立公園(12公園共通の登録):その年度の狂犬病予防注射済票(自治体が交付する金属プレートなど)が必要で、獣医師が出した紙の証明書では登録できません
- ふなばしアンデルセン公園:今年度または前年度に自治体が交付した注射済票を犬に着けていることが条件で、獣医師の「注射済証明書」(紙)では使えません
- 北区(荒川岩淵関緑地):注射済票に加えて、獣医師が出す注射済証で接種日を確かめます
- 辰巳の森海浜公園:予防注射の猶予証明書での登録はできません(2023年5月から)
動物病院で注射を受けただけでは、注射済票はもらえないことがあります。市区町村の窓口で注射済票の交付を受けてから、ドッグランの登録に行きましょう。
共通点2:犬の登録(鑑札かマイクロチップ)を確かめる
港区・杉並区・日野市・市川市・朝霞市などは、犬鑑札(犬を登録したときに交付される)か、その番号の確認を求めます。マイクロチップの情報を登録している犬は、市区町村によってはマイクロチップが鑑札の代わりになります(厚生労働省の「狂犬病予防法の特例制度」)。港区・杉並区・千代田区・市川市・日野市は、マイクロチップでの登録にも対応していると公式に書いています。
共通点3:登録は毎年(または接種から1年)で更新
多くのドッグランは、登録の有効期限を狂犬病予防注射に合わせています。
- 都立公園:その年度の注射済票で登録し、翌年の6月末まで有効
- 港区:年1回の更新
- 千代田区:申請日にかかわらず3月31日まで
- 市川市:8月1日から翌年7月31日まで
- 浦安市:狂犬病予防注射を受けた日から1年間
違う点:混合ワクチンと住所の条件
混合ワクチンの証明を求めるかどうかは、施設で分かれます。
| 施設 | 混合ワクチンの条件(公式の記載) |
|---|---|
| 港区のドッグラン | 1年以内に混合ワクチンを受けていない犬は利用できない |
| 千代田区 Dog Garden 〜飯田橋〜 | 狂犬病予防注射と混合ワクチン接種が必須 |
| 日野市営ドッグラン | 1年以内の5種以上の混合ワクチン接種証明(または抗体価検査の証明) |
| 市川市ドッグラン | 5種以上の混合ワクチンの接種済証明書など |
| 浦安市のドッグラン | 3種混合以上のワクチンの証明書 |
住所の条件もあります。日野市・浦安市・三芳町・朝霞市・市川市は、その市町に住んでいる人(または登録した犬)だけが使えます。都立公園・杉並区・千代田区は、区外・都外の人も登録できます。
登録なしで使えるドッグラン
- ゆうゆうパーク(鬼怒川河川公園)ドッグラン(栃木・さくら市)
- 道の駅うつのみや ろまんちっく村 ドッグラン(栃木・宇都宮市)
- Tokyo DOGGIES GARDEN(東京ドギーズガーデン)(東京・青梅市)
出かける前に
- 施設ごとの登録の条件は、このサイトの各ドッグランのページ(「利用登録」「狂犬病予防注射の証明」)と、公式ページで確かめてください
- 窓口での受付が平日だけのところ(浦安市など)や、登録証の発行に1〜2週間かかるところ(都立公園)があります
よくある質問
- 公営のドッグランは登録しないと使えない?
- 多くは登録制です。都立公園・港区・杉並区・千代田区・北区・日野市・市川市・浦安市などは、事前の利用登録をした犬だけが使えると公式に書いています。さくら市のゆうゆうパークのように、登録なしで使えるところもあります。
- 獣医師が出した狂犬病予防注射の証明書(紙)で登録できる?
- できないところが多いです。都立公園は「獣医師の紙の証明書では登録できない」、ふなばしアンデルセン公園は「獣医師が発行する注射済証明書(紙)では利用できない」としていて、市区町村が交付する注射済票が必要です。
- 混合ワクチンの証明も要る?
- 施設によります。港区(1年以内)、千代田区、日野市(5種以上)、市川市(5種以上)、浦安市(3種以上)は混合ワクチンの接種を条件にしています。都立公園の利用登録で求めるのは、狂犬病予防注射済票です。
- よその市に住んでいても使える?
- 施設によります。日野市・浦安市・三芳町・朝霞市・市川市は、その市町に住んでいる人(または登録している犬)だけが登録できます。都立公園・杉並区・千代田区・袖ケ浦市は、ほかの市区町村の人も登録できます。
出典:
- 厚生労働省「犬の鑑札、注射済票について」(2026年10月12日確認)
- 東京都公園協会 舎人公園 施設案内(ドッグラン)(2026年10月12日確認)
- 東京都公園協会 代々木公園 施設案内(ドッグラン)(2026年10月12日確認)
- 港区 ドッグランについて(2026年10月12日確認)
- 杉並区 区立ドッグラン広場(2026年10月12日確認)
- 千代田区 ドッグランの利用案内(2026年10月12日確認)
- 東京都北区 荒川岩淵関緑地ドッグランの利用について(2026年10月12日確認)
- 日野市 日野市営ドッグラン(2026年10月12日確認)
- 市川市 ドッグラン会員登録のご案内(2026年10月12日確認)
- 浦安市 ドッグラン(2026年10月12日確認)
- 船橋市公園協会 ふなばしアンデルセン公園 園外施設・ドッグラン(2026年10月12日確認)
- 海上公園なび 辰巳の森海浜公園 ドッグラン(2026年10月12日確認)
- さくら市 ゆうゆうパーク(鬼怒川河川公園)ドッグラン(2026年10月12日確認)